画像認識が成功せず時間切れになる(失敗する)主な原因は「実際の画面内に指定した画像が出ていない」「画面のスクリーンショット撮影に失敗している」のいずれかです。原因の特定と対処法として以下をお試しください。
認識に失敗したときのスクリーンショットを確認する
- 画像認識項目の設定で、高度な設定 – 失敗時 スクリーンショット保存 をONにする
※保存には FRep2によるストレージ(メディア)アクセス権限が必要です - 1.の設定後、その記録を再生して実際に画像認識が失敗することを確認する
- 再度その画像認識項目の設定で、高度な設定 – 失敗時 スクリーンショットをタップすると失敗時のスクリーンショット画像が表示される
→「画像を開けません」メッセージが表示される: 次節「スクリーンショット撮影に失敗している場合」を参照してください
→ スクリーンショットではなく真っ黒な画像が現れる: 次節「スクリーンショット撮影に失敗している場合」を参照してください
→ スクリーンショットが表示されるが想定していた画面と異なる: 撮影タイミングが異なる場合は、判定時間(目安)を大きくして画像認識の時間を延長するなどして調整してください
→ スクリーンショットが表示されるが認識対象の位置が異なる: アプリが更新されて位置が変わったり、あるいは認識対象の位置が移動しています。右上のリトライ(再)ボタンを押して、認識設定を検索:類似度にして画面内から検索するように変更してみてください。
※もし、出てくる位置が2箇所だけの場合などパターンが少ない(検索するまでもない)場合は、新しく画像認識項目を追加してそれぞれ順番に2箇所を判定してみてください。
→ スクリーンショットが表示されるが失敗する画像に見えない: 成功すべき画像に見えていても、失敗となる原因は「画像データ上の色が異なる」「位置が異なる」ためです。右上のリトライ(再)ボタンを押して、認識設定を完全一致ではなく色の類似度を指定する、既に類似度を指定している場合は類似度の閾値を調整する、検索:類似度を指定してみるなどお試しください。
スクリーンショット撮影に失敗している場合
※スクリーンショットの撮影が禁止されているアプリでは、FRep2だけでなく他のキャプチャ機能を持つアプリや、Android OSも撮影を行えません。その場合は下記の設定を行っても撮影可能にはなりませんので予めご承知おきください。
簡易モード(スクリーンAPI)での撮影に失敗する場合
下記の関連設定をお試しください。
- 画像認識項目の高度な設定 – 初回撮影前に待機: 0.3秒など
- FRep2オプション – スクリーンショット設定 – 取りこぼし補正: スクリーンAPI または すべての手法に適用
精密モードでの撮影に失敗する場合
下記の関連設定を順番にお試しください。
- FRep2オプション – 精密モード設定 – 撮影失敗時リトライ: ON
- (Android ~9またはRoot環境のみ) 精密モード設定 – 撮影画像の取得法: 転送
- (Root環境のみ) システム設定 – 標準UIDを使用: OFF (※解決しなかった場合はONに戻すことを推奨)
- 問題が解決しない場合、FRep2オプション – 精密モード設定 – 撮影タイプ: スクリーンAPI
※撮影タイプ: スクリーンAPIを指定後にも問題が発生する場合は、前節を参照してください。