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FRep2精密モード設定ツールでエラーが発生する (Samsung製機器, Android 13)

Samsung Galaxy機器にてAndroid 13へのシステム更新後、FRep2精密モード設定ツールが動作せず ‘Shell does not have permission to access user 150’ (または user 10) エラーメッセージが現れる場合は、以下の設定ツールをお試しください。使用方法は一般のものと同一です。

[Permissionエラーが発生する環境向け精密モード設定ツール]
Windows用, Mac用, Linux用
別のAndroidとUSBホストケーブル用


上記の設定ツールでも同様のエラーが発生する場合、Secure Folderアプリ(ユーザー150)をアンインストールする、Work Profileを使用しない設定を行う(ユーザー10)ことで動作した報告があります。なお、Secure Folderは Samsung Galaxy機器のセキュリティに関する機能、Work Profileは機器の管理者による設定ですので、もしアンインストールや設定を行う場合は十分に確認してから行ってください。こちらでその影響や結果については保証できません。

また、FRep2簡易モードは設定ツール不要で動作します。

スクリーンショットファイルがリストに表示されない

画像認識などで画像ファイルからスクリーンショットを選択する際に、あらかじめ用意したファイルが表示されない場合は以下をご確認ください。

FRep2は画像のサイズが画面サイズ以上()のPNG, JPG(JPEG), BMP形式ファイルをスクリーンショットと判定します。一部のファイルのみ認識されない場合はそのサイズや形式をご確認ください。

[Android 10~の場合]
プログラムの編集画面メニューのデータ設定 – メディアフィルタ無効 をONにしてみてください。

[機器のシステム更新などの後にファイルが表示されなくなった場合]
アプリから参照できる場所が制限された可能性があります。「スクリーンショットを選択」ダイアログでファイルを選択する際に、「切替」ボタンを押す、または「上へ」ボタンを長押ししてスクリーンショットの参照場所を切り替えてファイルが表示される場所( 画像/Pictures など)を確認してください。その場所に目的のファイルがない場合はお手数ですが別途ファイラーアプリなどで参照できる場所に移動してから、FRep2で利用できるかご確認ください。

Color OS 12を搭載したOppo製機器でFRep2通知をタップしてもパネルが表示されない/隠されない

(調査中のため一時的な対策を記載しています。)

オプション 状態表示設定 – 通知タップでの表示切替待ち: 2秒 など時間を設定してお試しください。


本件について現在判明している有効な対策は、通知タップで表示を切り替える代わりにFRep2の基本機能「再生可能な記録があるアプリ上で自動でパネルを表示する」を利用する方法です。


パネルを表示させる方法

FRep2の記録画面で新規作成ボタン(記録がない場合は下部ボタン※、記録がある場合はリスト末尾の小さいボタン)を押して新しい記録を作成してください。新しい記録はデフォルトで「どのアプリでも表示」が設定されているため、FRep2自身や制限されたアプリを除き、どのアプリ上でもパネルが表示されるようになります。

記録を行いたいアプリ上で、表示されたパネルから必要な操作の記録を行ってください。記録が完了し、どのアプリでも表示する必要がなくなったら上述の新規作成した記録を削除するか、倉庫(非表示)設定を行ってください。


パネルを隠す方法

FRep2パネルの上ボタンを長押しすることで、フリックで選択し離すと実行する「長押しメニュー」が現れます。「パネルを閉じる」を選択するまでフリックしてから指を離すことで、通知をタップしなくともパネルを閉じられます。

一部のタッチが再生されないことがある

再生開始直後のタッチなどが再生されない(カーソルは表示される)場合、機器やアプリ側がタッチ入力を受け付けない状態の場合があります。プログラムの編集にて待機項目を追加する、画像認識項目の高度な設定:初回撮影前に待機を指定するなどして、機器やアプリが入力を受け付ける状態まで待ってからタッチが再生されるようにしてください。

※記録の編集画面で再生設定: 最初の待機を省略が指定されている場合、最初の待機項目は無視されます。タップして冒頭の待機も再現を指定してください。

機器やアプリがタッチ入力を受け付けない状態の例
  • 再生開始時の画面キャプチャの許可確認の直後 (Android ~9では「今後確認しない」を指定した場合でも発生)
  • 機器の負荷が高い場合 (画面遷移が完了していないなど)

精密モードでの記録に異常なスクリーンショットが登録される

精密モード設定の記録タイプを変更し、正常なスクリーンショットが撮影されるものを選択してください。

記録タイプ: スクリーンAPI 時に撮影される画像に異常がある場合は、スクリーンショット設定 – スクリーンAPI設定をお試しください。Pixel 3a (1080×2220)では、録画時のサイズ調整:128px と 録画バッファ調整:間隔調整(奇数) の2つを指定することで正常に撮影されることを確認しています。

正しくアプリが認識されない

実際にはそのアプリが実行されていないにも関わらず、再生が「アプリ変化(再生設定)」「保護されているアプリ」で中断する場合や、常に通知バーに「現在のアプリでは操作できません」と表示される場合は、システム設定「アプリ認識モード」を変更して動作を確認してください。

一方、アプリ認識自体には問題がなく、再生が「アプリ変化(再生設定)」で中断しないように設定する場合は、その記録の「中断設定:アプリ変化で中断」を OFFにしてください。

また「保護されているアプリ」に関しては「アプリ」にてFRep2の動作を制限するアプリの設定を確認してください。

再生やFRep2サービス・ユーザー補助サービスが不定期に停止する

まずは問題の発生後にサポート情報や再生ログから、再生の中断やサービスのエラーが発生していないかを確認してください。ナビゲーションメニューの 状態からシステム情報画面を開き、右上のメニュー「サポート情報をコピー」を選択するとクリップボードに情報がコピーされます。テキストエディタやメーラーアプリに貼り付けて内容を確認してください。

  1. 再生ログやサポート情報の LAST LOG 部分を参照し、最後の再生が正しく中断したかどうかを確認します。
  2. サポート情報の LAST ERROR 部分を参照し、問題が発生した日時に相当するエラーメッセージがある場合は、FRep2サービスまたはFRep2ユーザー補助サービス上でエラーが発生しています。
    調査・修正のためサポート情報の内容を貼り付けたメールをサポート support(at)strai.x0.com までご連絡ください。

中断やエラーが発生していないにも関わらず、再生やサービスが停止した場合は、機器の省電力機能やメーカーによる性能維持機能のためにFRep2サービスやFRep2ユーザー補助サービスが強制終了されています。FRep2サービスおよびFRep2ユーザー補助サービスを持続して動作させるため、FRep2アプリを強制終了の対象外に設定してください。


省電力機能の対象外設定

サポート情報やFRep2システム情報画面にBatteryOptキーワードが表示されている場合、FRep2アプリが省電力機能によって強制終了される設定です。

  1. Android共通の設定を確認するため、ナビゲーションメニューの セットアップから「任意の追加設定 – 電池の最適化の対象外に指定」または画面下部の「関連設定ショートカット – 電池の最適化」をタップします。
  2. 「省電力機能の対象外アプリ(または 最適化していないアプリ)」に FRep2が含まれない場合は、FRep2を含むよう操作します。手順はOSバージョンやメーカーによって異なりますが、多くの場合はリスト表示を「すべてのアプリ」に切り替えた後、FRep2を選択して対象外に指定する(最適化しないを選択する)ことで設定できます。
  3. 上記の設定後もシステム情報画面からBatteryOptキーワードが消えない場合は、メーカー独自の省電力機能を確認します。省電力機能のON/OFFが可能である場合は、OFFにしてみてください。

性能維持・アプリ管理機能の設定

省電力機能の対象外に設定済で、BatteryOptキーワードが表示されていないにも関わらずFRep2サービスやFRep2ユーザー補助サービスがエラー無く強制終了されている場合、機器固有の設定やリソース管理アプリを確認します。

セキュリティアプリやリソース管理アプリを使用している場合は、その設定を確認してFRep2を強制終了しないよう設定してください。

機器固有の設定(主にSamsung製Android 9~, Huawei製, Xiaomi製, Asus製)については、専門のサイト https://dontkillmyapp.com/ (英語)を確認してください。


ロック画面の表示設定 (精密モード)

Android 10以降の環境では、ロック画面の表示後に「StrServから応答がありません.」と表示され精密モードでの再生が失敗する報告があります。機器の仕様によりロック画面が精密モード設定ツールの効果を消去している場合があるため、可能であればロック画面を使用しない設定をお試しください。


FRep2ユーザー補助サービスを使用しない方法

FRep2ユーザー補助サービスが継続動作しない環境では、精密モードでのみFRep2を利用できます。設定の手順については下記を参照してください。

  1. (FRep2ユーザー補助サービスがONの場合) FRep2 セットアップ下部の「ユーザー補助」ボタンを押してユーザー補助サービスの画面を開き、FRep2ユーザー補助サービスを OFFにする
  2. FRep2 オプションの「動作モード: 精密モード」を設定する
  3. FRep2 オプション – システム設定の「アプリ認識モード: 使用状況(遅延あり)」を設定する
  4. 表示される水色のメッセージ「アプリ認識のため使用状況へのアクセスを有効にしてください(タップして開く)」またはセットアップ内の「使用状況へのアクセス」をタップして該当の設定画面を開き、FRep2を選択して使用状況へのアクセスを許可する
  5. 設定ツールを使用して精密モードを設定する